日本めまい平衡医学会のめまい相談医・専門会員の資格を持つ医師が、めまい平衡障害に対する専門的知識を生かした診療を行います。
とくに頭部MRIやCTなどの画像診断で原因不明なめまい・平衡障害の病巣部位を精密平衡機能検査などのめまい診療技術を駆使して診断します。
また、薬物治療が無効でめまい発作を反復するメニエール病や遅発性内リンパ水腫に対して、メニエール病診療ガイドラインにある段階的治療選択を行っています。
対象疾患
めまい・平衡障害を主訴とする下記の疾患
- めまい症、眩暈症
- メニエール病、遅発性内リンパ水腫、レルモワイエ症候群
- 良性発作性頭位めまい症、突発性難聴、慢性中耳炎(真珠腫性中耳炎)、前庭神経炎、外リンパ瘻、聴神経腫瘍、心因性めまい、先天性眼振、低髄圧症候群、前庭性偏頭痛、上半規管列隙症候群
- 慢性めまい(3ヶ月以上持続するめまい平衡障害)
精密平衡機能検査
めまいを客観的に評価する検査は平衡機能検査と呼ばれています。
その検査には、一般病院で行うことができる簡易平衡機能検査と専門病院で行う精密平衡機能検査があります。
このうち当センターでは精密平衡機能検査で内耳(三半規管と耳石器)、前庭神経、小脳、脳幹の機能を調べることができます。
なお、メニエール病に特化したグリセオール試験、蝸電図検査、内耳造影MRI等については当センターと連携した医療機関で行います。