炎症性腸疾患(IBD:Imflammatory Bowel Disease)とは
腸の粘膜に炎症や潰瘍を生じる原因不明の慢性疾患です。
主に潰瘍性大腸炎とクローン病のことで、ともに下痢、血便、腹痛などで発症します。
最近は高年発症も目立ちますが、10代~20代の若年者を中心に発症し、病状の経過は再燃(悪くなること)と緩解(落ち着くこと)を繰り返します。
病因は不明ですが、免疫機能の異常、遺伝、食物、腸内細菌などが関連しているのではないかと考えられています。
現時点では残念ながらこの病気に対して完治させる治療方法はありませんが、診断法や治療方法は著しく進歩しており、多くの方は日常生活を支障なく暮らされています。
しかし病状によっては入院して治療が必要になったり、外科治療が必要になる場合もあります。
それぞれの病気について詳しく知りたい方は下記をご参照ください。(外部サイトへリンクします)
クローン病(指定難病96) – 難病情報センター
専門外来の特徴
- 炎症性腸疾患に必要な検査や治療内容についてわかりやすくご説明します。
- 合併した肛門病変に対しても診断、治療も行います。