当リハビリテーションセンターの取り組み
在宅復帰に向けての取り組み
- 日常生活動作練習
- センター内には日常生活動作を行うための環境を整えています。ご自宅での生活を想定した治療を入院中から行っています。またセンター外には屋外スペースを設け坂道での歩行などを想定した応用的な練習も行います。
キッチンでの調理練習
和室(畳)での床上動作練習
屋外スロープにて歩行練習
- 家屋調査(退院前訪問指導)
- ご自宅に担当療法士が退院前に訪問し、段差等の家屋の状況を確認させていただきます。 家屋状況に合わせた治療プログラムを立案・実施していきます。また介護保険等を利用し、退院後の生活を支援して下さるケアマネジャー等と情報を共有しながら住宅改修・ケアプランへの助言を行います。自宅復帰に向けて不安がないように入院中から準備していきます。
緊急時対応訓練
健康な方でも突然起こってしまうのが心肺停止。これは人の命を左右する最大の緊急事態です。心疾患は日本人の死因第2位であり、医療の現場はこの心肺停止に陥りやすい方が集中する場となっています。突然やってくる緊急事態に冷静に対応するのは簡単ではありませんが、医療人としてこの状態に陥った方を助ける方法を心得ることは義務と言えます。
心肺停止に陥った方に行う処置を一時救命処置(Basic Life Support:BLS)と呼びますが、当院リハビリテーションセンターでは、定期的に全スタッフ対象に一次救命処置のトレーニングを行っております。突然起こった緊急事態に冷静に対応するには、頻度よく知識と技術をアップデートし続ける事が重要だと考えるからです。また、全ての訪問リハスタッフが一時救命処置の米国公認資格を保有し、院外においても安心してリハビリテーションを受けて頂けるように備えております。
朝礼の時間を利用した一次救命措置訓練の風景
一次救命処置の資格を取得した訪問スタッフ