形成外科|むくみ外来

むくみ外来
Edema Care(形成外科)
「足がむくんで靴が履きにくい」「夕方になると足が重くなる」「むくみがなかなか改善しない」――むくみは日常的によくみられる症状ですが、その原因はさまざまです。心臓や腎臓などの内科的な病気から、下肢静脈瘤、リンパ浮腫、腹腔内・骨盤内腫瘍による血管やリンパ管の圧迫など、専門的な治療が必要な病気が隠れていることもあります。
大阪回生病院の「むくみ外来」では、むくみの原因を丁寧に調べ、それぞれの病気や症状に合わせた治療を行います。原因がわからない段階からご相談いただけます。検査で内科的な疾患などが見つかった場合には、適切な診療科と連携して治療につなげます。
リンパ浮腫や下肢静脈瘤に対しては、弾性着衣の選定や運動療法などの保存的治療から、入院による集中排液治療、リンパ管静脈吻合術(LVA)や血管柄付きリンパ節移植術(VLNT)などの外科的治療まで、幅広く対応しています。
大阪回生病院の「むくみ外来」では、むくみの原因を丁寧に調べ、それぞれの病気や症状に合わせた治療を行います。原因がわからない段階からご相談いただけます。検査で内科的な疾患などが見つかった場合には、適切な診療科と連携して治療につなげます。
リンパ浮腫や下肢静脈瘤に対しては、弾性着衣の選定や運動療法などの保存的治療から、入院による集中排液治療、リンパ管静脈吻合術(LVA)や血管柄付きリンパ節移植術(VLNT)などの外科的治療まで、幅広く対応しています。
診療日・診療時間
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むくみ外来
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むくみ外来
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むくみ外来の診療日は、水曜日午後・金曜日午前(予約制)です。
スタッフ紹介
医師と理学療法士が連携し、原因精査から治療、リハビリテーション、退院後の生活指導まで、多職種で診療を行っています。
谷口 小百合
形成外科 部長
むくみの原因精査/下肢静脈瘤・リンパ浮腫の保存的治療・外科的治療
日本形成外科学会専門医
弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター
弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター
むくみの原因精査、治療方針の決定、下肢静脈瘤およびリンパ浮腫に対する保存的治療・外科的治療を担当します。リンパ浮腫に対しては、入院による集中排液治療やLVA、VLNTなど、病状に応じた治療を行っています。
学術活動:2026年7月 第140回関西形成外科学会学術集会にて発表
SNS・医療情報発信:X(旧Twitter)
https://x.com/lymphman_SYR
(医師個人のアカウントとして、リンパ浮腫や形成外科、皮膚腫瘍などについてイラストを交えて発信)
SNS・医療情報発信:X(旧Twitter)
https://x.com/lymphman_SYR
(医師個人のアカウントとして、リンパ浮腫や形成外科、皮膚腫瘍などについてイラストを交えて発信)
本田 丈歩
理学療法士
圧迫療法/運動療法/集中排液治療/弾性着衣の装着指導
リンパ浮腫に対する圧迫療法、運動療法、入院中の集中排液治療、弾性着衣の装着指導などを担当します。
リンパ浮腫に対する圧迫療法、運動療法、入院中の集中排液治療、弾性着衣の装着指導などを担当します。
学術活動:2026年10月 第10回日本リンパ浮腫治療学会学術総会にて発表
岩根 夏穂
理学療法士
圧迫療法/運動療法/弾性着衣の装着指導/リハビリテーション
むくみの状態に応じた圧迫療法・運動療法、弾性着衣の装着指導、日常生活に向けたリハビリテーションなどを担当します。
むくみの状態に応じた圧迫療法・運動療法、弾性着衣の装着指導、日常生活に向けたリハビリテーションなどを担当します。
見出し
テキストが入ります。
見逃さないでほしい危険な症状
急に片脚が腫れた場合や、強い痛み、発赤、発熱を伴う場合は、早急な診察が必要なことがあります。突然の息切れや胸痛を伴う場合は、予約を待たず救急医療機関を受診してください。
むくみの原因について
むくみ(浮腫)は、体の組織に通常より多くの水分がたまった状態です。心臓や腎臓、肝臓、静脈・リンパ管の異常、薬剤の影響など、さまざまな原因で起こります。
| 心臓の病気 | 心不全など |
|---|---|
| 腎臓の病気 | 腎機能障害、ネフローゼ症候群など |
| 肝臓・栄養状態に関する病気 | 肝硬変、低アルブミン血症など |
| 静脈の病気 | 下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、静脈還流障害など |
| リンパ管の病気 | 原発性リンパ浮腫、続発性リンパ浮腫 |
| 腫瘍による影響 | 腹腔内・骨盤内腫瘍やリンパ節病変による血管・リンパ管の圧迫など |
| その他 | 薬剤性浮腫、長時間の立位・座位、運動機能の低下など |
むくみには複数の原因が重なっている場合もあります。例えば、静脈瘤だけでなく心臓や腎臓の病気が関係していたり、がん治療後のリンパ浮腫に静脈還流障害が合併していたりすることもあります。
そのため、むくみを軽減するだけでなく、原因となる病気を調べることが重要です。
当外来では、診察や各種検査を組み合わせて原因を評価し、必要に応じて院内の関連診療科と連携して治療を進めます
そのため、むくみを軽減するだけでなく、原因となる病気を調べることが重要です。
当外来では、診察や各種検査を組み合わせて原因を評価し、必要に応じて院内の関連診療科と連携して治療を進めます
診療の流れ
初回診察|むくみの状態を確認します
問診と診察を行い、むくみの出現時期や経過、これまでの病気、手術歴、服用中のお薬などを確認します。皮膚の状態やむくみの範囲を診察し、周径測定や超音波検査などでむくみの程度を評価します。結果を踏まえ、原因を調べるために必要な検査をご案内します。
原因の精査|さまざまな角度から調べます
必要に応じて以下の検査を行います。
- 血液検査/レントゲン検査/CT検査・MRI検査
- 心電図・心臓超音波検査(心エコー)/下肢静脈超音波検査(静脈エコー)
- リンパ管造影検査(ICG蛍光リンパ管造影など)
心臓や腎臓の病気が疑われる場合は血液検査や心臓の検査、静脈瘤が疑われる場合は下肢静脈エコーで血流や逆流の状態を確認します。リンパ浮腫が疑われる場合は、必要に応じてリンパ管造影などでリンパ液の流れやリンパ管の状態を評価します。
※すべての検査を行うわけではありません。症状や診察所見に応じて必要な検査を選択します。
原因に合わせた治療|適切な治療方針をご提案します
- 内科的な病気が原因の場合:心臓や腎臓などの病気が原因と考えられる場合は、適切な診療科と連携し、原因となる病気の治療につなげます。
- 下肢静脈瘤・静脈還流障害が原因の場合:静脈エコーなどで血流の状態を評価し、弾性ストッキングによる保存的治療や、必要に応じたストリッピング手術・静脈瘤切除術・硬化療法をご案内します。
- リンパ浮腫の場合:むくみの程度やリンパ管の状態に応じて、圧迫療法・運動療法などの保存的治療から、入院での集中排液治療、LVA・VLNTなどの外科的治療まで検討します。
治療後のフォローアップ|退院後の生活まで支援します
むくみは治療後も継続した管理が必要になることがあります。弾性着衣の調整やセルフケアの指導、必要に応じたリハビリテーションや地域の医療・介護サービスとの連携を通じて、長期的な症状のコントロールを支援します。
ステップのタイトル|補足見出し
本文が入ります
診療内容(当院で行う主なむくみ治療)
先頭の文章が入ります。先頭の文章が入ります。
- 箇条書きの項目
- 箇条書きの項目
1.保存的治療・弾性着衣の選定
比較的軽度のむくみでは、原因疾患の治療に加え、必要に応じて圧迫療法や運動療法、生活指導などを行います。弾性ストッキングや弾性スリーブなどの弾性着衣は、静脈やリンパ管の流れを補助し、むくみを軽減・コントロールするための重要な治療手段です。むくみの状態や体形、日常生活での使いやすさを考慮し、適切な圧迫圧・形状・サイズを選定します。着脱方法や日常生活での注意点もご案内します。
※圧迫療法が適さない病状もあるため、診察によって適応を判断します。
2.入院による集中排液治療(重症リンパ浮腫など)
むくみが強い場合、すでに大きく腫れている部位に弾性着衣を合わせても十分な効果が得られないことがあり、歩きにくさや衣服・靴の着用困難など日常生活に大きな支障をきたします。そのような方には、原因や全身状態を評価したうえで、入院による集中排液治療を検討します。
■ 用手的リンパドレナージ
■ 多層包帯を用いた圧迫療法
■ 理学療法士による運動療法
■ 皮膚の状態に合わせたスキンケア
■ むくみの状態や周径の継続的な評価
医師と理学療法士が連携し、むくみの軽減を目指します。むくみを減らした後に、その時点の腕・脚の太さに合わせた弾性着衣を選定し、治療で得られた状態を退院後も維持することを目指します。入院中から着脱練習やセルフケア指導を行い、ご自身での管理が難しい場合は、ご家族への指導や訪問看護の調整なども行います。集中排液治療後もリンパ液の流れに問題が残る場合などには、必要に応じて外科的治療を検討します。
■ 用手的リンパドレナージ
■ 多層包帯を用いた圧迫療法
■ 理学療法士による運動療法
■ 皮膚の状態に合わせたスキンケア
■ むくみの状態や周径の継続的な評価
医師と理学療法士が連携し、むくみの軽減を目指します。むくみを減らした後に、その時点の腕・脚の太さに合わせた弾性着衣を選定し、治療で得られた状態を退院後も維持することを目指します。入院中から着脱練習やセルフケア指導を行い、ご自身での管理が難しい場合は、ご家族への指導や訪問看護の調整なども行います。集中排液治療後もリンパ液の流れに問題が残る場合などには、必要に応じて外科的治療を検討します。
※集中排液治療の適応や入院期間は、原因疾患、むくみの程度、全身状態などにより異なります。
3.下肢静脈瘤に対する治療
下肢静脈瘤は、静脈の弁が正常に働かなくなることで血液が逆流し、脚の静脈が拡張する病気です。血管がこぶ状に浮き出るほか、脚のむくみ、だるさ、こむら返り、皮膚炎などを引き起こすことがあります。下肢静脈エコーで逆流や拡張の程度を評価し、症状に応じて保存的治療・外科的治療をご案内します。
■ ストリッピング手術(静脈抜去術):逆流の原因となっている静脈を専用の器具で抜去し、異常な血液の逆流を減らします。
■ 静脈瘤切除術(瘤切除):局所的にこぶ状に拡張した静脈を、小さな皮膚切開から取り除きます。
■ 硬化療法:静脈瘤の内部に硬化剤を注入して異常な静脈を閉塞させます。静脈瘤の種類や血管の状態に合わせて適応を判断します。
■ ストリッピング手術(静脈抜去術):逆流の原因となっている静脈を専用の器具で抜去し、異常な血液の逆流を減らします。
■ 静脈瘤切除術(瘤切除):局所的にこぶ状に拡張した静脈を、小さな皮膚切開から取り除きます。
■ 硬化療法:静脈瘤の内部に硬化剤を注入して異常な静脈を閉塞させます。静脈瘤の種類や血管の状態に合わせて適応を判断します。
手術を必要としない場合には、弾性ストッキングや生活指導などの保存的治療を行います。
4.リンパ浮腫に対する手術治療(LVA・VLNT)
リンパ浮腫は、リンパ管の働きが低下したり、リンパ液の流れが妨げられたりすることで、腕や脚などにむくみが生じる病気です。乳がんや婦人科がんなどの手術でリンパ節を切除した後や、放射線治療後などに発症することがあるほか、生まれつきのリンパ管の異常によって生じる場合もあります。保存的治療に加え、リンパ管の状態や症状に応じてLVA・VLNTなどの外科的治療にも対応しています。
■ LVA(リンパ管静脈吻合術):顕微鏡を用いて非常に細いリンパ管と静脈をつなぎ、滞ったリンパ液を静脈へ流す新しい経路を作ります。局所麻酔・全身麻酔のいずれにも対応可能で、患者さんの状態や手術内容に合わせて麻酔方法を検討します。
■ VLNT(血管柄付きリンパ節移植術):体の別の部位から血管のついたリンパ節組織を採取し、むくみのある部位などに移植して、リンパ液の流れや局所のリンパ還流機能の改善を目指します。リンパ管の障害が進行している場合や、LVAだけでは十分な改善が期待しにくい場合などに検討します。
LVA・VLNTの適応は、リンパ管の状態、病気の進行度、これまでの治療経過、全身状態などを総合的に評価して判断します。手術を受けた場合でも、圧迫療法などの保存的治療を継続する必要があることがあります。
■ LVA(リンパ管静脈吻合術):顕微鏡を用いて非常に細いリンパ管と静脈をつなぎ、滞ったリンパ液を静脈へ流す新しい経路を作ります。局所麻酔・全身麻酔のいずれにも対応可能で、患者さんの状態や手術内容に合わせて麻酔方法を検討します。
■ VLNT(血管柄付きリンパ節移植術):体の別の部位から血管のついたリンパ節組織を採取し、むくみのある部位などに移植して、リンパ液の流れや局所のリンパ還流機能の改善を目指します。リンパ管の障害が進行している場合や、LVAだけでは十分な改善が期待しにくい場合などに検討します。
LVA・VLNTの適応は、リンパ管の状態、病気の進行度、これまでの治療経過、全身状態などを総合的に評価して判断します。手術を受けた場合でも、圧迫療法などの保存的治療を継続する必要があることがあります。
【手術の適応・注意点について】
手術による改善の程度には個人差があり、すべての患者さんに十分な効果が得られるわけではありません。出血、感染、創部の治癒遅延などのリスクがあり、VLNTでは移植組織を採取する部位への影響なども考慮する必要があります。治療の適応や期待できる効果、リスク、費用については、診察時に詳しくご説明します。
手術による改善の程度には個人差があり、すべての患者さんに十分な効果が得られるわけではありません。出血、感染、創部の治癒遅延などのリスクがあり、VLNTでは移植組織を採取する部位への影響なども考慮する必要があります。治療の適応や期待できる効果、リスク、費用については、診察時に詳しくご説明します。
よくあるご質問(FAQ)
先頭の文章が入ります。先頭の文章が入ります。
- Q1.むくみの原因がわからなくても受診できますか?
Q1.むくみの原因がわからなくても受診できますか?
はい。原因がわからないむくみもご相談いただけます。問診・診察と必要な検査を組み合わせて原因を調べ、適切な治療や診療科へのご案内を行います。
Q2.むくみがある場合、何科を受診すればよいですか?
原因によって適切な診療科は異なります。心臓や腎臓の病気が原因であれば内科的な診療が、リンパ浮腫や下肢静脈瘤では専門的な診療が必要になる場合があります。当院のむくみ外来では、原因の精査からご相談いただけます。ただし、急激なむくみや息切れ、胸痛などを伴う場合には、緊急の評価が必要です。
Q3.リンパ浮腫の入院治療ができますか?
はい。重症のリンパ浮腫などに対して、多層包帯による圧迫療法、用手的リンパドレナージ、運動療法などを組み合わせた入院での集中排液治療を行っています。むくみが十分に軽減した後に弾性着衣を選定し、退院後の自己管理まで支援します。入院治療の適応は、診察のうえ判断します。
Q4.リンパ浮腫の手術を受けられますか?
LVAやVLNTに対応しています。リンパ管の状態やむくみの程度、これまでの治療経過などを評価し、手術の適応を検討します。必ずしも手術が必要になるわけではなく、保存的治療を含めて適切な治療方針をご提案します。
Q5.がん治療後のリンパ浮腫や、がんに伴うむくみも診察できますか?
はい。がんの手術や放射線治療後に生じるリンパ浮腫のほか、悪性腫瘍やリンパ節病変に伴うむくみについてもご相談いただけます。原疾患の治療状況や全身状態に配慮し、必要に応じてがんの治療を担当する診療科とも連携しながら治療を検討します。
Q6.弾性ストッキングを使ってもむくみが改善しない場合、どうしたらよいですか?
まずはむくみの原因や現在の圧迫療法が適切かどうかを確認することが大切です。弾性着衣のサイズや圧迫圧が合っていない場合や、むくみが強く着衣だけでは十分な改善が得られない場合があります。必要に応じて弾性着衣の再選定や入院による集中排液治療などを検討します。
Q7.下肢静脈瘤によるむくみも治療できますか?
はい。下肢静脈エコーなどで静脈の状態を評価し、症状に応じて弾性ストッキングによる保存的治療や、ストリッピング手術、静脈瘤切除術、硬化療法をご案内します。
Q8.リンパ浮腫の手術を受ければ、弾性ストッキングは不要になりますか?
LVAやVLNTによってむくみが軽減する場合がありますが、手術後も圧迫療法の継続が必要になることがあります。手術後の状態を評価しながら、弾性着衣の使用方法や今後の治療についてご案内します。
Q9.紹介状は必要ですか?
初診の方は、原則として紹介状をご用意のうえ、事前にお電話でご予約ください。紹介状をお持ちでない場合には、別途選定療養費が必要になることがあります。詳しくは当院の外来案内をご確認ください。
受診・予約について
診療科
形成外科(むくみ外来)
診療日
水曜日午後・金曜日午前(予約制)
初診の方
紹介状をご用意のうえ、事前にお電話でご予約ください。
初診予約
電話 06-6393-6234(代表)/受付時間 平日 13:00~16:00
再診予約
形成外科 電話 06-6393-8178/受付時間 平日 9:00~17:00
医療情報監修:谷口 小百合(大阪回生病院 形成外科 部長/日本形成外科学会専門医/弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター)
最終更新日:[2026.10.14]
